「タブレットカーナビ化計画」とは

最近、カーナビの代わりにタブレットを車内で使えたら便利だと思ったことはありませんか。
純正カーナビの高額な地図更新や、機能の物足りなさに悩んでいる方も多いはずです。
そこで本ブログでは、「タブレットのカーナビ化」をやってみたい方のために、必要な手順や機材、アプリ選びから注意点までをわかりやすく解説します。
タブレットのカーナビ化によってコストを抑え、最新の地図や多機能アプリを活用する方法が分かります。
手順やポイントを知って、あなたのドライブをもっと快適にしましょう。
タブレットカーナビ化目次
カーナビ化の準備
車で音楽を楽しむ
Googleマップの活用術
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これからの時代はAndroidカーナビよ。私が全人類の車のカーナビをAndroidタブレットにしてあげる。
タブレットをカーナビ化する方法
タブレットをカーナビとして活用することで、従来のカーナビ専用機にはない柔軟さや最新の地図データを利用できるなど、多くのメリットがあります。
手持ちのタブレットや新たに購入したタブレットを使って、快適なドライブをサポートするカーナビの環境を整えましょう。
カーナビ化に必要な機材や設置方法、アプリの導入・設定方法について順番に説明します。
必要な機材一覧
タブレットをカーナビとして使うために、必要な機材はいくつかあります。
- タブレット本体(Android、iPadなど)
- 車載用タブレットホルダー
- シガーソケット対応のUSB充電器
- 充電用ケーブル
- インターネット接続用SIMカード
またはポケットWi-Fi - カーナビアプリ
これらを揃えることで、スムーズにカーナビ化が可能です。

カーナビ化に適したタブレットの選び方
タブレットをカーナビとして使う場合の選び方も重要です。
ポイント | おすすめの仕様 |
---|---|
画面サイズ | 7~10インチ前後が見やすく、車内にも設置しやすい |
ストレージ容量 | 地図データやアプリを多く保存するため、32GB以上 |
GPS機能 | 内蔵されているものを選ぶと正確な位置情報を取得可能 |
通信対応 | LTE(セルラー)対応なら単体で通信でき便利 |
さらに日差しによる反射を防ぐアンチグレア加工のディスプレイや、バッテリー持ちが良いタイプもカーナビ向きです。



地図・ナビアプリの導入方法
タブレットへのカーナビアプリのインストールは簡単です。
- Google PlayストアやApp Storeを開く
- 「カーナビ」や「地図」と検索
- 使いたいアプリ(Googleマップ、Yahoo!カーナビ、NAVITIMEなど)を選択
- 「インストール」ボタンを押してダウンロード完了まで待つ
- アプリを起動し、初期設定や必要な地図データをダウンロードする
地図アプリにはオフラインで使えるものもあるので、事前に地図データのダウンロードをおすすめします。
タブレットの車載設置方法
安全運転のためにも、タブレットはしっかりと固定しましょう。
ダッシュボードやエアコン吹き出し口に取り付けるタイプのタブレットホルダーが一般的です。
視界の邪魔にならず、手が届きやすい場所に設置するのがポイントです。
ホルダーの装着前には車検証や各自治体の法令で取り付け位置に制限がないか確認すると安心です。
また、運転中の操作は避け、目的地設定などは停車時に行うのが安全です。

通信回線の準備と選び方
カーナビアプリを快適に使うためには、通信環境の整備が欠かせません。
セルラー(LTE)対応タブレットの場合は、データ通信専用SIMカードを契約する方法があります。
Wi-Fi専用タブレットなら、ポケットWi-Fiやスマートフォンのテザリング機能を使ってインターネットに接続できます。
地図アプリによってはオフラインで利用できるものもあり、通信量を節約できるのもポイントです。
車内の電波状況に注意し、できるだけ広いエリアに対応した通信サービスを選びましょう。
カーナビ専用機との違い
タブレットをカーナビにすることは非常に便利ですが、専用カーナビ機と比べて違いがあります。
項目 | タブレット | カーナビ専用機 |
---|---|---|
導入コスト | 手持ちのタブレットを使えば安い | 初期費用が高い |
地図の更新 | 常に最新の地図を利用可能 | 更新に費用や手間がかかる |
操作性 | タッチ操作ですぐに使える | カーナビ専用ボタンやリモコン操作 |
車との連携 | オーディオやバックカメラ連動は難しい | 純正連携機能が豊富 |
耐久性 | 高温多湿では注意が必要 | 車載専用設計で安心 |
用途やドライブスタイルに合わせて、どちらが自分に向いているか検討しましょう。
タブレットのカーナビ化に適したアプリ
タブレットをカーナビとして活用するには、専用のナビアプリが欠かせません。
さまざまなアプリが提供されており、自分の使い方や好みに合わせて選べます。
操作のしやすさやリアルタイム情報、オフライン対応など特徴も異なるため、比較して最適なものを選びましょう。
Googleマップ
Google マップは、世界中で利用されている定番ナビアプリです。
最新の地図情報や交通状況をリアルタイムで取得できるため、渋滞回避にも強みがあります。
音声案内もしっかりしているので、運転中でも安全に使えます。
ルート探索の際には複数の経路が表示されるため、その場で柔軟に選択ができます。
特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|
リアルタイム交通情報 | 渋滞を回避しやすい | 通信環境が必要 |
音声案内 | 運転中でも安全 | 一部エリアで精度に差 |

Yahoo!カーナビ
Yahoo!カーナビは、ドライバーに特化した無料のナビアプリです。
駐車場の満空情報やガソリン価格、オービスの位置情報など、実用的な機能が充実しています。
また、音声操作や細かいルート設定も可能なため、カスタマイズ性の高さも魅力です。
- 無料で高機能なカーナビ機能を利用できる
- 施設やお店の情報表示も充実
- オービス通知など安全運転をサポート
カーナビタイム
カーナビタイムは有料アプリですが、プロ仕様の高機能が特徴です。
オフライン地図データを事前にダウンロードでき、通信が不安定なエリアでもスムーズな案内が可能です。
ルート検索や渋滞状況だけでなく、細かなお店情報や駐車場の混雑状況確認までサポートしています。
プロドライバーからも愛用されている実績もあり、安心して利用できる選択肢です。
その他人気ナビアプリ
上記以外にも、多様なナビアプリが提供されています。
例えば、「NAVITIMEドライブサポーター」や「MapFan」なども人気があります。
それぞれ異なる機能や独自の使い勝手があり、目的や好みに合わせて選択が可能です。
また、アウトドアやツーリング向けのアプリも存在するため、使い方に合わせて最適なものをお試しください。
タブレットカーナビ化で重視すべきタブレットのスペック
車でタブレットをカーナビとして活用する際には、選ぶタブレットのスペックがとても大切です。
適切なスペックを持つタブレットを選ぶことで、スムーズで快適なナビゲーション体験が期待できます。
ここでは、カーナビとしてタブレットを活用するために特に重視したいポイントを解説します。
GPS機能の有無
カーナビ化において、GPS機能は必須です。
GPSが搭載されていないタブレットでは、正確な位置情報の取得が難しくなり、ナビとしての利用に支障が出てしまいます。
タブレットによってはWi-Fiモデルとセルラーモデルが存在し、特にWi-FiモデルだとGPS非搭載の場合も多いので注意が必要です。
下記は、GPS機能に関するモデルの違いです。
モデル種類 | GPS機能の有無 |
---|---|
Wi-Fiモデル | 非搭載が多い |
セルラーモデル | ほとんど搭載 |
購入時はスペック表をしっかり確認しましょう。
画面サイズと解像度
車内でナビとして使うことを考えると、画面サイズや解像度も重要です。
ある程度大きな画面のほうが見やすく、運転中でも地図やルート案内を一目で確認しやすくなります。
ただし、あまり大きすぎると設置場所によっては邪魔になってしまう場合もあります。
おおよその目安としては、8インチから10インチ程度のサイズがバランスよく使えるでしょう。
- 8インチ:コンパクトで設置しやすい
- 10インチ:視認性が高く詳細な表示が可能
- 解像度が高いと、地図がより鮮明に表示できる
自分の車や使い方に合わせて選ぶことがポイントです。
バッテリー持続時間
ロングドライブや渋滞時など、長時間ナビを使用する場面ではバッテリーの持続力が重要です。
バッテリー容量が小さいと、途中で充電が必要になり使い勝手が悪くなります。
特にGPSや通信機能を使う場合は消費電力も増えるので、なるべくバッテリー持ちの良いモデルを選びましょう。
また、車載用の充電器やシガーソケットからの給電も併せて用意しておくとより安心です。
対応する通信規格(Wi-Fi/SIM対応)
地図アプリによってはリアルタイムな情報を取得するためにインターネット通信が必要です。
Wi-Fiモデルのみだと、カフェや自宅など限られた場所でしか通信できないため、車の中でも安定して使いたいならSIMカード対応モデル(セルラーモデル)が便利です。
SIMフリーモデルであれば、お好みの格安SIMを挿してデータ通信を利用できます。
もちろんスマホのテザリングを使う方法もありますが、通信の安定性や手間を考えると独立した通信機能があると便利です。
自分の利用スタイルや予算に合わせて最適な通信規格のモデルを選びましょう。
タブレットをカーナビ化する注意点
タブレットをカーナビとして使うと便利ですが、安全に使用するためにはいくつかの注意点があります。
設置方法や使い方を誤ると、運転の妨げになることもあります。
以下のポイントに気をつけて、快適で安全なカーナビ化を目指しましょう。
安全性と法規制の確認
タブレットを運転中に使用する場合は、道路交通法などの法規制を確認しましょう。
特に、走行中にタブレットの操作を行うことは規制されている場合があります。
適切なホルダーなどでしっかり固定し、走行中に手で持って操作することは絶対に避けてください。
安全に配慮して取り付け位置を選ぶことも大切です。
ポイント | 注意事項 |
---|---|
運転中の操作 | 画面の注視・操作は禁止されることが多い |
設置場所 | エアバッグの前や視界の妨げとなる場所はNG |
固定方法 | しっかりとしたホルダーやマウントを使用 |

発熱・バッテリー消費への対策
カーナビアプリを長時間利用すると、タブレットは発熱しやすく、バッテリーの消費も激しくなります。
特に夏場は車内温度が上がるため、機器の保護が重要です。
- 純正または高品質な充電器を使用する
- 直射日光の当たらない場所に設置する
- 冷却機能付きのタブレットホルダーを利用する
- 不要なアプリは終了させて負荷を減らす
これらの対策を行うことで、バッテリー切れや故障のリスクを減らせます。

視界の確保
タブレットを設置する際は、運転中の視界を遮らない位置を選びましょう。
ウィンドウの中央やダッシュボードの高い位置は視界の妨げになることがあるため避けてください。
エアコン吹き出し口やドリンクホルダー付近など、運転席から見やすくかつ邪魔にならない設置が理想的です。
取り付け方ひとつで運転のしやすさが大きく変わるので、慎重に選ぶことが大切です。
車載タブレットを便利に使うおすすめアクセサリー
タブレットをカーナビとして活用する際には、使い勝手や安全性をアップするための車載用アクセサリーがとても重要です。
気になるアクセサリーを選ぶことで、快適でストレスのないドライブが楽しめます。
ここでは、実際によく選ばれているおすすめアイテムをご紹介します。
タブレットホルダー
運転中もタブレットをしっかり固定できる車載用ホルダーは、あると安心です。
ホルダーがあることで、視界の邪魔になりにくい位置に取り付けられ、操作もスムーズになります。
選ぶ際は、次のポイントに注目しましょう。
- 取付方法(ダッシュボード・エアコン吹き出し口・ヘッドレストなど)
- 対応するタブレットサイズ
- 角度や向きの調整がしやすいかどうか
- タブレットの着脱が簡単かどうか
用途や車種に合わせて、自分に合ったタイプを選ぶことが大切です。
充電器・シガーソケット
カーナビ化したタブレットは長時間電源を使うため、充電器やシガーソケットアダプターが欠かせません。
走行中でも安心してタブレットを使い続けるには、車内でしっかり充電ができるアイテムを選びましょう。
タイプ | 特徴 |
---|---|
USBポート付きシガーソケット | 手持ちのUSBケーブルで直接充電できて便利 |
急速充電対応タイプ | 充電時間を短縮、長距離ドライブにも安心 |
複数ポートモデル | スマホや他の機器も一緒に充電可能 |
タブレットの充電規格や出力に合った設備を選ぶようにしましょう。
車載用Bluetoothレシーバー
車で快適に音楽やナビの案内音声を聴きたいなら、Bluetoothレシーバーが便利です。
カーナビ化したタブレットとカーステレオを無線でつなぎ、クリアな音質で音を楽しめます。
主に次のような機能があります。
- ワイヤレスで音楽再生ができる
- 通話マイク内蔵モデルならハンズフリー通話にも対応
- AUX端子を使ってカーステと連携できる製品も人気
Bluetoothレシーバーにはさまざまなモデルがあるので、使い方や車のシステムに合ったものを選ぶのがポイントです。
快適なドライブのために、一度導入を検討してみてはいかがでしょうか。

タブレットでカーナビ化するメリット
タブレットをカーナビとして活用する方法は、近年ますます多くのドライバーに選ばれています。
専用のカーナビ機器と比べて柔軟に使えるだけでなく、日々のドライブや遠出の際にも使いやすい点が魅力です。
ここではタブレットでカーナビ化する主なメリットを紹介します。
アップデートのしやすさ
タブレットを使ってカーナビ化する大きな利点のひとつが、地図データやアプリのアップデートが簡単にできることです。
専用カーナビは地図情報の更新に費用や手間がかかる場合がありますが、タブレットの場合はアプリの自動更新機能を利用するだけで最新情報に保つことができます。
また、新しい道路や施設情報が追加された際もすぐに反映されるため、つねに最新のナビゲーションを利用できて安心です。
アップデート方法 | 費用 | タイミング |
---|---|---|
タブレット | 無料またはアプリによる | 自動・手動で随時更新 |
専用カーナビ | 有料の場合あり | 年に1回や数年ごと |
複数アプリの活用
タブレットなら、ナビゲーション専用アプリだけでなくルート検索や渋滞情報を提供する地図アプリ、ドライブレコーダーアプリ、音楽ストリーミングアプリなども同時に利用できます。
下記は、タブレットカーナビ化で活用しやすい代表的なアプリの例です。
- Googleマップ:ルート検索やリアルタイムの渋滞情報に対応
- Yahoo!カーナビ:無料で使えて駐車場情報やガソリンスタンド検索も便利
- Amazon MusicやSpotify:ドライブ中の音楽再生に
- ドラレコアプリ:走行中の映像を記録し、安全性向上に役立つ
このように、自分の好みに合わせてさまざまなアプリを組み合わせて使えるのがタブレットの大きな魅力です。
コストパフォーマンス
タブレットのカーナビ化は、コスト面でも大変メリットがあります。
すでに自宅に余っているタブレットを使えば追加投資を抑えられますし、新しく購入する場合でも専用カーナビと比較するとリーズナブルな価格で導入できます。
また、アプリは無料で使えるものも多く、地図更新に追加料金がかからない点も家計にやさしいポイントです。
コストを抑えながら多機能なナビゲーションを手に入れたい方にとって、タブレットのカーナビ化は賢い選択といえるでしょう。
タブレットでカーナビ化するデメリット
タブレットをカーナビ代わりに利用する方法は手軽で便利ですが、いくつかのデメリットも存在します。
純正ナビとは違う点や注意すべきポイントを理解しておきましょう。
純正ナビと比べた弱点
タブレットによるカーナビ化は、純正ナビと比べるといくつかの弱点があります。
- 車種専用に作られていないため、フィット感や操作性に差が出ることがあります。
- 音声案内のレスポンスや精度が、専用ナビよりも劣ることがあります。
- 運転中の振動や設置角度など、操作しづらい場合があります。
- スマホと同様のナビアプリを使うため、長距離移動時に地図更新やオフライン利用に制限があるケースも考えられます。
また、周辺機器との連携やサポート体制も純正ナビの方が充実しています。
熱暴走やバッテリー消耗問題
車内は直射日光が当たりやすく、夏場は特に高温になります。
タブレットは熱に弱く、温度が上がると「熱暴走」と呼ばれる現象が起きやすくなります。
トラブル例 | 影響 |
---|---|
高温での自動シャットダウン | ナビが突然停止する |
充電中の発熱による故障 | タブレットの寿命が縮む |
バッテリー消耗の激化 | 長時間使えなくなる |
このような問題を避けるため、日除けや熱対策、充電管理が重要になります。
電波・通信状況の影響
タブレットでカーナビアプリを使う場合、多くはインターネット通信が必要です。
特に地図の読み込みや経路検索の際、電波状況が悪いとスムーズに利用できません。
山間部やトンネル、市街地でも電波が弱まることがあり、ナビ案内が遅延したり途切れることがあります。
通信量の多いプランや、オフライン対応の地図アプリを事前に用意することも検討しましょう。
タブレットカーナビ化アンケート
Q1.タブレット車載している?
2018年11月のアンケート結果によるとAndroidタブレット端末を車載している人は8.5%。

何としても私がAndroidタブレットカーナビの素晴らしさを全人類に伝えなくっちゃ。
Q2.Androidタブレットを車に設置したい?
タブレットを車載していない人に今後タブレットが必要か聞いてみました。

アンケートでは、今後タブレットを車載したいと思っている人が半数以上もいたの。
つまり、Androidカーナビが不要なのではなく、Androidカーナビを必要としているもののやり方がわからないだけなのかもしれません。
タブレットのカーナビ化を検討する際のチェックポイント
これまでタブレットのカーナビ化に必要な準備やメリット・デメリットなどについてご紹介してきました。
最後に、実際にタブレットをカーナビとして使いたいと考えている方が、失敗やトラブルを避けるために押さえておくべきチェックポイントをまとめておきます。
タブレットの画面サイズや操作性は、運転しながらでも見やすいか、直感的に使えるかが大切です。
設置場所がしっかり固定できるか、視界やエアバッグの妨げにならないかも事前に確認しましょう。
また、地図アプリはオフラインでも利用できるか、GPSの精度は問題ないかがスムーズなナビを実現するポイントです。
車載用充電器の用意や熱対策、防犯面にも気を配ることで、より快適にタブレットをカーナビとして使えます。
安全運転を心がけ、快適なカーライフのためのひとつの選択肢としてぜひ役立ててください。