DMMモバイルは価格の安さが売りの格安SIMです。
とくにデータSIMの料金が安いので、タブレットとの相性も抜群です。
今回はDMMモバイルの通信速度やメリット・デメリット、おすすめの料金プランなどについて詳しく解説します。
1. DMMモバイルの通信速度
格安SIMの通信速度は実際に使ってみないと分かりません。
そこで、DMMモバイルの通信速度を実際に計測してみました。
格安SIMは時間帯によって速度に変化があるので、
・朝(9:00)
・昼(12:00)
・夕方(18:00)
・夜(22:00)
の4つの時間帯にわけて速度を計測しました。
計測にはアプリ「Speedtest.net」を利用しています。
計測場所は岡山県岡山市です。
計測結果は以下の通りです。
下り | 上り | |
---|---|---|
朝 (09:00) | 42.6Mbps | 3.76Mbps |
昼 (12:00) | 0.52Mbps | 8.61Mbps |
夕 (18:00) | 1.45Mbps | 24.4Mbps |
夜 (22:00) | 6.95Mbps | 18.0Mbps |
利用者が少なく回線が空いている朝と夜は十分な速度が出ています。
これらの時間帯はカーナビとしての利用はもちろん、動画視聴や音楽再生も問題ありません。
反対に、回線が混雑するお昼と夕方は速度が極端に遅くなります。
Google Mapはなんとか使えますが、動画視聴や音楽再生は難しいでしょう。
2. DMMモバイルのメリット・デメリット
続いて、DMMモバイルのメリットとデメリットを見ていきます。
2-1.メリット①月額料金が安い
DMMモバイル最大のメリットは月額料金が安いことです。
そもそも料金が安い格安SIMの中でもとくに安いです。
例として、3GBプラン(データSIM)の月額料金を他の主要な格安SIMと比較してみました。
価格 | |
---|---|
DMMモバイル | 850円 |
BIGLOBEモバイル | 900円 |
LINEモバイル | 1,110円 |
mineo | 900円 |
OCNモバイルONE | 1,100円 |
UQモバイル | 980円 |
楽天モバイル | 900円 |
他社の3GBプランは900円~1,100円前後ですが、DMMモバイルは850円で利用可能です。
たった数十円、数百円の違いと思うかもしれませんが、長く使えば使うほどその差は大きくなります。
タブレットで少しでもデータ通信を安く使いたいならDMMモバイルがおすすめです。
2-2.メリット②利用料の10%がDMMポイントとして還元
DMMモバイルを利用すると、利用料の10%がDMMポイントとして還元されます。
例えば3GBプランは月額850円(税込だと918円)なので92ポイントのDMMポイントが毎月もらえます。
貯まったDMMポイントは電子書籍や動画など、DMM.comの各種サービスで利用可能です。
普段からDMMのサービスを利用している人なら、実質10%オフで使えるということです。
格安SIMの中には他にもポイントで還元されるものがあります(楽天モバイルなど)。
ただ、用途が限定されているとはいえ10%もの還元率をほこる格安SIMは他にありません。
2-3.メリット③タブレットのセット販売も豊富
DMMモバイルはタブレットとのセット販売も豊富に用意されています。
他社の場合、スマホの取り扱いはたくさんあってもタブレットは取り扱っていなかったり、1種類しかないことも多いです。
しかし、DMMモバイルでは
- HUAWEI MediaPad M5 lite
- HUAWEI MediaPad M5
- HUAWEI MediaPad M3 lite
の3種類のタブレットを取り扱っています。
手元にタブレットがなく、格安SIMとセットで契約したい人にもおすすめです。
2-4. デメリット①混雑時の通信速度は遅い
1.の速度計測の結果から分かる通り、混雑時のDMMモバイルの通信速度は遅いです。
とくに平日お昼は1Mbpsを下回ることがほとんどです。
マップの表示くらいなら大丈夫ですが、動画や音楽の再生はスムーズにできません。
エンタメ目的でもある程度使いたいなら、混雑時ももう少し速度が出る格安SIMのほうがいいでしょう。
とにかく安く使いたい、カーナビとしてだけ使いたい人向けですね。
2-5. デメリット②低速通信を使いすぎると一時的に速度制限がかかる
DMMモバイルは任意のタイミングで高速通信と低速通信を切り替えることが可能です。
低速通信にすると最大200kbpsに制限されますが、データ通信量を一切消費しなくなります。
ただし、低速通信を直近3日間で366Mbps以上使うと一時的に速度制限がかかります。
DMMモバイルの低速通信は比較的快適ですが、長時間の音楽再生やナビには向きません。
なるべく高速通信を利用しましょう。
3. タブレットにおすすめの料金プラン
3-1. ライトユーザー向け
ライトユーザーには「3GBプラン」がおすすめです。
DMMモバイルの3GBプランは月額850円で利用できます。
2-1.のメリットでも紹介した通り、これは数ある格安SIMの3GBプランの中でも最安値クラスです。
3GBあればGoogle Mapの利用やたまにブラウジングするくらいなら十分足ります。
音楽ストリーミングサービスをたくさん利用する場合は5GBプランもおすすめです。
こちらも月額1,210円と比較的安く利用できます。
3-2. 大容量プラン
YouTubeやHuluなどの動画サービスを多用するなら「20GBプラン」がおすすめです。
DMMモバイルの20GBプランの月額料金は3,980円で、こちらも業界最安値クラスです。
20GBあればYouTubeのHD画質(720p)の動画が約30時間、標準画質なら約90時間は閲覧できます。
よほどのヘビーユーザーでなければ、これだけの容量が使えれば十分ですね。
4. キャンペーン
2019年5月現在、DMMモバイルでは以下のキャンペーンを実施しています。
・新規契約手数料0円+1,100円×3ヶ月割引きキャンペーン
「新規契約手数料0円+1,100円×3ヶ月割引きキャンペーン」ではDMMモバイルを契約すると3,000円の事務手数料が無料になります。
月額料金が3ヶ月間最大1,100円割引については音声通話SIM限定なので、タブレット用に契約する場合は関係ありません。
5. 管理画面の使いやすさ
DMMモバイルの管理画面(マイページ)は非常にシンプルで分かりやすいです。
ログインしてすぐにデータ通信残量の確認、データ通信の高速/低速の切り替え、追加チャージができます。
メニューも分かりやすく、契約内容変更やMNP変更など、目的の手続き画面まですぐに到達可能です。
DMMモバイルはAndroidおよびiOS向けに専用アプリ「DMM mobileツールアプリ」が利用できます。
アプリを起動するとトップ画面にデータ通信残量がグラフで表示され、あとどれくらいデータ通信が使えるのが一目瞭然です。
また、データ通信の高速/低速の切り替えもアプリのトップ画面からワンタッチで切り替えられるようになっています。
アプリも非常にシンプルで無駄がなく、使いやすいです。
その他にも、DMM mobileツールアプリからは
- ご請求内容確認
- 追加チャージ
- お友達紹介
といった機能が使えます。
6. 店舗購入とネット契約どちらが便利?お得なのは?
DMMモバイルは店舗での契約は一切できません。
契約できるのはDMMモバイルの公式サイトのみです。
7. 解約方法
DMMモバイルの解約はマイページから行います。
マイページにログインした後、[ご契約内容変更]→[ご契約プランの解約、SIM削除はこちら]の順に選択します。
解約に伴う注意事項が表示されるのでチェックし、[注意事項を確認しました]にチェックを入れて[次へ進む]を選択します。
最後に解約するプランにチェックを入れ、[選択したプランを解約する]を選択すれば解約手続きが完了です。
解約手続きが完了したら、SIMカードを返却します。
下記の住所に送料自己負担で返却してください。
〒143-0006
東京都大田区平和島3-6-1
東京団地倉庫A-2棟 住友倉庫内
DMM mobile窓口 行
なお、タブレットで利用するデータ通信専用SIMには最低利用期間はありませんので、違約金もなくいつでも解約ができます。
8. 相性のいいタブレット
DMMモバイルはドコモ回線を利用しているので、国内で発売されているタブレットであればほぼ利用できます。
DMMモバイルは公式で端末の動作確認を行い、「動作確認済み端末一覧(https://mvno.dmm.com/doc/terminallist.html)」として公開しています。
気になるなら利用予定のタブレットが事前に動作確認されているかどうかをチェックしておきましょう。
当サイトでもおすすめとして紹介している、
- HUAWEI MediaPad T2 7.0 Pro
- HUAWEI MediaPad M5 8.4
- HUAWEI MediaPad M3 Lite 8
- HUAWEI MediaPad M5 lite
- ASUS ZenPad7(Z370KL)
などはドコモ回線に対応し、なおかつDMMモバイルでも動作が確認されているので相性は抜群です。
9. APN設定
DMMモバイルをSIMフリータブレットで利用する場合はAPN設定が必要です。
[設定]→[無線とネットワーク]→[モバイルネットワーク]→[アクセスポイント名]の順に選択します。
インストールされているAPN設定一覧が表示されます。
その中に「DMM mobile(dmm.com)」というAPNがある場合はそれをタップするだけでAPN設定は完了です。
もし一覧にない場合はDMMモバイルのAPN情報を手動で入力します。
APN一覧画面上のメニューを選択して「新しいAPN」を選択、もしくは「+ボタン」を選択タップしてください。
APN情報の入力画面になるので、以下の項目を入力してください。
名前 | 任意の名前(DMMモバイルなど) |
---|---|
APN | dmm.com |
認証タイプ | PAPまたはCHAP |
入力が終わったらメニューアイコンの[保存]をタップします。
さきほどのAPN一覧に手動で入力したAPNが表示れるので、それをタップすればAPN設定が完了です。