楽天モバイルは数ある格安SIMの中でもトップのシェアを誇る、人気の格安SIMです。
楽天スーパーポイントに対応しており、普段から楽天市場などを使う楽天ユーザーにおすすめです。
今回は楽天モバイルのメリット・デメリットやおすすめの料金プランなどについて詳しく解説します。
1. 楽天モバイルの通信速度
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2.楽天モバイルのメリット・デメリット
続いて、楽天モバイルのメリットとデメリットを見ていきます。
2-1.メリット①楽天スーパーポイントに対応している
楽天モバイル最大のメリットは楽天グループの共通ポイントである「楽天スーパーポイント」に対応していることです。
楽天モバイルの毎月の利用料の1%だけポイントが貯まるほか、他の楽天サービスで貯めたポイントで楽天モバイルの料金を支払うことができます。
タブレットで使う場合は月額料金の安いデータ通信専用SIMで済むため、ポイントが貯まっているなら楽天モバイルを無料で使うことも可能です。
普段から楽天のサービスを使っているなら、SIMカードも楽天モバイルにするのとお得です。
2-2.メリット②支払いに口座振替やデビットカードが使える
楽天モバイルは支払い方法としてクレジットカードのほかに口座振替とデビットカードにも対応しています。
多くの格安SIMは支払い方法としてクレジットカードしか利用できません。
クレジットカードを持っていない場合は、そもそも申し込みができないということです。
楽天モバイルは口座振替とデビットカードに対応しているので、クレジットカードを持っていない人でも使えます。
ただし、利用できるデビットカードは「楽天銀行デビットカード」と「スルガ銀行デビットカード」の2つだけです。
他のデビットカードは使えません。
楽天銀行デビットカードで支払うと、追加で利用料の1%の楽天スーパーポイントが貯まります。
楽天モバイルの利用を気に楽天銀行デビットカードを作ってもいいでしょう。
2-3.メリット③タブレットのセットも多数取り扱っている
楽天モバイルはSIMカードと端末のセットが豊富に用意されているのも特徴です。
スマホはもちろん、タブレットのセットも多数取り扱っています。
楽天モバイルでセット購入できるタブレットは以下の通りです。
・HUAWEI MediaPad M3 Lite
・HUAWEI MediaPad M3 Lite 10
・HUAWEI MediaPad 7.0
7インチ、8インチ、10インチと一通りのサイズがそろっており、自分の好みのサイズのタブレットを選べますね。
2-4. デメリット①混雑時は通信速度が遅くなる
楽天モバイルは混雑時に速度が遅くなるのがデメリットです。
とくに平日のお昼や夕方は速度が極端に遅くなり、1Mbpsを下回ることもあります。
この時間帯はGoogle Mapの表示や音楽再生がやっとです。
動画視聴は読み込みが遅く使えないと思っておいたほうがいいでしょう。
3. タブレットにおすすめの料金プラン
3-1. ライトユーザー向け
ライトユーザーには「3.1GBプラン」がおすすめです。
楽天モバイルの3.1GBプランの料金は他社の3GBプランと同じ月額900円ですが、使える容量が100MB多いので少しだけお得です。
Google Mapの利用がメインでたまに調べものをするくらいなら3.1GBで問題ありません。
音楽ストリーミングサービスをたくさん利用する場合やたまに動画を見るなら5GBプランもおすすめです。
5GBプランは月額1,450円で利用できます。
3-2. 大容量プラン
YouTubeなどの動画サービスを頻繁に利用するなら20GBプランもしくは30GBプランがおすすめです。
20GBプランは月額4,050円、30GBプランは月額5,450円で利用できます。
20GBプランおよび30GBプランでYouTubeを利用できる時間の目安は以下の通りです。
・20GBプラン:標準画質なら約90時間、HD画質(720p)なら約30時間
・30GBプラン:標準画質なら約135時間、HD画質(720p)なら約45時間
高画質な動画を毎日1時間くらい見るなら20GBプラン、それ以上見るなら30GBプランを選びましょう。
3-3. 無制限プラン
楽天モバイルには高速通信が無制限に使えるプランはありませんが、
・低速通信が使い放題の「ベーシックプラン」
・中速通信が使い放題の「スーパーホーダイ」
という2つの無制限プランが使えます。
ベーシックプランは最大200kbpsの低速通信が使い放題のプランです。
200kbpsというのはかなり遅く、Google Mapsの利用がやっとでしょう。
動画視聴やゲームなどは速度が遅いため満足に使えません。
その代わり月額料金が525円とかなり安いです。
とにかく安く、タブレットをカーナビとして使いたい人に向いています。
「スーパーホーダイ」は音声通話SIMと10分かけ放題がセットになったプランです。
音声通話機能もかけ放題もタブレットをカーナビとして使うだけなら必要ありません。
しかし、スーパーホーダイにはその他に「データ通信量を使い切っても最大1Mbpsで使い放題」という特徴があります。
1Mbpsという速度は楽天モバイルの通常の通信と比べると遅いです。
それでもGoogle Mapの利用や音楽再生であれば全く問題ありませんし、動画も標準画質であればスムーズに再生されます。
速度はそこまで速くなくていいのでデータ通信を思う存分使いたい、という人にはスーパーホーダイがおすすめです。
4. キャンペーン
2019年5月現在、楽天モバイルでは以下のキャンペーンを実施しています。
・オプションサービス最大2カ月無料
「オプションサービス最大2カ月無料キャンペーン」ではSIM契約と同時に対象のオプションを申し込むと、オプション料が2ヶ月間無料になります。
対象のオプションは以下の通りです。
・楽天モバイルお得生活
・楽天モバイルWiFi by エコネクト
・マカフィー モバイル セキュリティ Android版
・データ復旧サービス・マカフィー マルチ アクセスパック
・データ復旧サービス
なお、楽天モバイルは他にも数多くのキャンペーンを実施していますが、ほとんどは音声通話SIMかスマホセットを契約する人向けです。
タブレットでの利用が目的でデータ通信専用SIMを契約する場合はキャンペーンはあまり利用できません。
5. 管理画面の使いやすさ
楽天モバイルのマイページは「メンバーズステーション」と呼ばれています。
メンバーズステーションは広告が多く、ハッキリ言ってかなり見づらいです。
ログインした直後は広告のみでメニューが一切なく、下にスクロールして初めてメニューが表示されます。
他の格安SIMの管理画面と比べると使いにくいです。
楽天モバイルでデータ通信量や料金の確認をする場合は専用アプリ「楽天モバイル SIMアプリ」を使いましょう。
楽天モバイル SIMアプリは起動してすぐにデータ通信量の確認と高速通信のオン/オフが可能です。
メンバーステーションと違って広告が少なく、すっきりしていて見やすいです。
契約内容確認や利用明細の参照など、基本的なことは楽天モバイル SIMアプリだけで済みます。
6. 店舗購入とネット契約どちらが便利?お得なのは?
楽天モバイルは公式サイトのほかに全国の専門ショップや家電量販店などの店舗でも契約できます。
店舗数も多く、全国各地に用意されているので他の格安SIMと比べると店舗での契約もしやすいです。
では、楽天モバイルの契約は店舗とネット、どちらで契約すればいいのでしょうか?
結論から言うと、おすすめなのは「ネット契約」です。
店舗の場合は待ち時間が長く、申し込みに時間がかかりやすいです。
ネットなら待ち時間がなく、いつでも好きなタイミングで申し込めます。
また、楽天モバイルはキャンペーンが豊富で、その多くがネット限定です。
ネットから申し込んだ方がお得に申し込める可能性が高いです。
ただし、店舗にも
・即日SIMカードを受け取れる
・分からないことを店員さんに聞ける
といったメリットがあります。
とくに今日中に急いでSIMカードを受け取りたい、という場合は店舗で即日契約をしましょう。
7. 解約方法
楽天モバイルの解約はメンバーズステーションから行います。
[会員メニュー]→[登録情報・設定変更]→[楽天モバイル解約申請]から解約手続きができます。
楽天モバイルの解約締日は毎月15日です。
16日以降に解約申し込みをした場合、解約されるのは翌月末となります。
当月中に解約したい場合は15日までに解約手続きをしましょう。
解約手続きが終わったら、以下の返却先にSIMカードを返却しましょう。
〒143-0006
東京都大田区平和島3-5-1 B棟2F
楽天モバイル SIM返却係
タブレットで利用するデータ通信専用SIMには最低利用期間はありません。
中速通信目的でスーパーホーダイを利用する場合は1年間の最低利用期間があります。
契約から1年以内に解約すると9,800円の違約金がかかります。
8. 相性のいいタブレット
楽天モバイルのプランはドコモ回線とau回線の2種類があります。
ドコモ回線の場合は国内で発売されているタブレットであればほぼ利用可能です。
楽天モバイルは公式で端末の動作確認を行い、「動作確認済み端末一覧(https://mobile.rakuten.co.jp/device/)」として公開しています。
動作確認済み端末一覧を見ると、楽天モバイルのドコモ回線では当サイトでもおすすめとして紹介している
・HUAWEI MediaPad T2 7.0 Pro
・Huawei MediaPad M3 Lite 8
・ASUS ZenPad7(Z370KL)
といったタブレットの動作が確認されています。
一方、au回線は対応している機種が非常に少ないです。
しかも楽天モバイルのau回線ではいずれのAndroidタブレットも動作確認がされていません。
当サイトでおすすめしている、
・HUAWEI MediaPad T2 7.0 Pro
・Huawei MediaPad M5 8.4
・Huawei MediaPad M3 Lite 8
・HUAWEI MediaPad M5 lite
・ASUS ZenPad7(Z370KL)
などについてはau回線でのデータ通信に対応していますが、楽天モバイルのau回線では動作確認されていないので、利用は自己責任となります。
タブレットで楽天モバイルを利用するならドコモ回線を選ぶのが無難です。
9. APN設定
楽天モバイルをSIMフリータブレットで利用する場合はAPN設定が必要です。
[設定]→[無線とネットワーク]→[モバイルネットワーク]→[アクセスポイント名]の順に選択します。
インストールされているAPN設定一覧が表示されるので、「楽天モバイル(rmobile.co)」というAPNがあるか確認してください。
ある場合はそれをタップするだけでAPN設定は完了です。
もし一覧にない場合は楽天モバイルのAPN情報を手動で入力します。
APN一覧画面上のメニューを選択して「新しいAPN」を選択、もしくは「+ボタン」を選択タップしてください。
APN情報の入力画面になるので、以下の項目を入力してください。
・名前:任意の名前(楽天モバイル)
・APN:rmobile.co
・ユーザ名:rm
・パスワード:0000
・認証タイプ:PAPまたはCHAP
入力が終わったらメニューアイコンの[保存]をタップします。
さきほどのAPN一覧に手動で入力したAPNが表示れるので、それをタップすればAPN設定が完了です。