タブレットを使っていると、「バッテリーがすぐになくなってしまう」「外出先で充電切れが心配」という経験をしたことはありませんか。
タブレットのバッテリーを長持ちさせたいと思っても、具体的な方法や気をつけるポイントが分かりにくいのが実情です。
本記事では、タブレットのバッテリーをより長持ちさせるための実践的なテクニックや、バッテリー寿命を延ばす使い方についてわかりやすく解説します。
正しい知識と工夫で、日々のタブレット利用をもっと快適にしていきましょう。
これから紹介する方法を実践することで、タブレットバッテリーにまつわる悩みの解決に一歩近づけます。
タブレットのバッテリーを長持ちさせる10の設定

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不要なアプリをアンインストールする
まずは、購入時からデフォルトで入っている使わないアプリをアンインストール(削除)しましょう。
削除したいアプリを長押しすれば画面上部に削除バーが表示されますので、そこまでドラッグアンドドロップしてください。
たとえアプリを起動しなかったとしてもその分メモリは使用されています。
必要だったら後でもう一度インストールすればいいだけですので、不要なものはどんどん削除するといいでしょう。
デバイス接続探索をオフにする
設定>デバイス接続から、利用時以外はBluetoothとHuawei Shareの探索機能をオフにしておきましょう。
アプリのデータ通信を制限
設定>アプリと通知>アプリと進むとアプリ一覧が表示されます。
まずは1番上にあるアプリ(今回の場合だとカメラ)をタップで開きましょう。
データ通信量をタップします。
画面右下を上方向にスワイプします。
ここの3箇所のトグルを必要に応じてオフにしてください。
- モバイルデータ:Wi-Fi環境外でこのアプリの利用時に通信を許可するかどうか
- バックグラウンド時:アプリ待機中に通信を許可するかどうか
- ローミング時:通信キャリア外の通信網利用を許可するかどうか
あとは1つずつ全てのアプリでこの設定を行ってください。
面倒に感じるかもしれませんが、この設定で無駄な電池消費もデータ通信量も節約できます。

私のおすすめは「ローミング」は全アプリオフ。「バックグラウンド時」は通知が必要なアプリだけオン。「モバイルデータ」はブラウザ・SNS・メッセージ系・GPS系だけオンだよ。
アプリの通知を無効にする
設定>アプリと通知>通知管理から通知が不要なアプリを選択して、通知を無効化していきましょう。
なお、1つ前の設定で「バックグラウンド通信」をオフにしている一部アプリは、通知をオンにしていても通知が来ませんので注意が必要です。
通知がほしいアプリは「バックグラウンド通信」「アプリの通知」ともに有効化しておいてください。
スマート解像度を下げる
設定>電池>スマート解像度のトグルをオンにしましょう。
画面の自動回転をオフにする
設定>画面>画面の自動回転をオフにしましょう。
緊急速報メールを停止する
設定>音>緊急速報メール>ETWSのチェックを外す。
デバイスを探すをオフにする
設定>セキュリティとプライバシー>デバイスを探すのトグルをオフにしましょう。
位置情報サービスをオフにする
設定>設定とプライバシー>位置情報サービスからトグルをオフにしましょう。
この設定をオフにすることでカーナビ機能などが使えなくなりますが、位置情報を利用するアプリを使いたいときだけ位置情報をオンにすれば問題ありません。
また、クイック設定から操作すれば1秒でオンオフが可能です。
アカウントの自動同期をオフにする
設定>アカウントより対象のアカウントを選択し、自動同期をオフにしましょう。
ブックマークなどの情報を同期させたい場合には、一時的に半日程度オンにすれば問題ありません。
電源の自動オンオフタイマーを設定する
設定>スマートアシスト>電源ON/OFFタイマーより、デバイスが自動で終了する時間・デバイスが自動で起動する時間を設定しましょう。
この機能で設定した時間外でも、手動で電源をいれれば問題なく使えますのでご安心ください。
またちょうど電源がオフになる時間にデバイスを操作していた場合は、「このまま終了するか終了しないか」というポップアップが表示されます。
タブレットバッテリーが長持ちしない主な原因
タブレットのバッテリーがすぐに減ってしまうと感じることはありませんか。
バッテリー寿命を短くしてしまう様々な原因を知っておくと、適切な対策につながります。
日常でついやりがちな行動が、バッテリー消費に大きく影響していることがよくあります。
バックグラウンド動作の過多
多くのアプリがバックグラウンドで動作し続けると、意外と電力を消費してしまいます。
使っていないのに位置情報を取得したり、データの同期を繰り返すアプリもあり、気付かないうちにバッテリーの持ちが悪くなります。
- 背景で動いているアプリの数を減らす
- 不要なアプリはこまめに終了させる
- アプリの権限を見直す
設定画面からバックグラウンドでの動作を制限できるので、一度確認してみるのがおすすめです。
高温または低温環境での使用
タブレットを極端な高温や低温の場所で使い続けると、バッテリーのダメージにつながります。
環境 | 主な影響 |
---|---|
高温(35度以上) | バッテリー劣化・膨張・急速な減り |
低温(0度以下) | 一時的なバッテリー性能低下 |
車内や直射日光の当たる場所ではタブレットを放置しないようにしましょう。
過度な通知や同期設定
通知やデータ同期が多いと、端末がたびたび通信を行うため、バッテリーが消耗しやすくなります。
特にSNSやメールアプリ、クラウドサービスの自動同期を頻繁にしていると、負担が増します。
通知の設定を見直し、必要なものだけをONにすることがバッテリー長持ちのポイントです。
タブレットバッテリーの寿命を延ばす使い方
タブレットのバッテリーを少しでも長持ちさせるには、日ごろの使い方がとても重要です。
ちょっとした心がけひとつで、バッテリーの劣化を抑えたり、本来の性能を引き出すことができます。
ここでは、毎日の使用で意識したいポイントについて解説します。
適切な残量での充電
バッテリーを常に100%まで充電するのではなく、20~80%の範囲で充電を行うとバッテリーの寿命が延びやすくなります。
これはリチウムイオンバッテリーの特性によるもので、極端な満充電や過放電はバッテリーに負担がかかるからです。
特に使わないときに満充電のまま放置しないよう注意しましょう。
- 20%以下になったら充電を始める
- 80%前後で充電器を外す
- 常に残量をチェックする習慣をつける
過充電や過放電の回避
過充電や過放電を避けるためにも、バッテリー残量には気を配ることが大切です。
長時間充電器に接続し続けたり、頻繁にバッテリー切れになるまで使い切ることは、バッテリーの劣化を早める原因となります。
以下の表は、過充電・過放電がバッテリーに与える影響の例です。
充電状態 | バッテリーへの影響 |
---|---|
過充電(100%以上の充電を続ける) | 発熱や劣化の進行、最悪の場合は安全上のトラブル |
過放電(0%になるまで放電) | バッテリー容量の低下、動作不良 |
充電のタイミングと時間を意識することで、無理のないバッテリー管理ができます。
純正または信頼できる充電器の使用
タブレットに付属している純正の充電器や、信頼できるメーカーの充電器を使うことは、安全だけでなくバッテリーの寿命維持にも役立ちます。
安価な互換品やスペックの合わない充電器を使用すると、最適な電流が供給されず、バッテリーへの負荷となることがあります。
また、充電速度が極端に速かったり遅かったりする充電器も、バッテリーに悪影響を及ぼす可能性があります。
タブレットに合った充電器を選んで、長く安心して使い続けられるようにしましょう。
長持ちバッテリー搭載タブレットの選び方
タブレットを選ぶ際、バッテリーの持ちはとても重要なポイントです。
一度の充電で長時間使えると、頻繁な充電の手間が省け、外出先でも安心して利用できます。
自分の用途や使う環境に合った「バッテリー長持ちタブレット」を選ぶために、押さえておきたいポイントを紹介します。
バッテリー容量と駆動時間の確認
タブレットのバッテリーが長持ちするかどうかは、まず「バッテリー容量」と「駆動時間」のスペックが鍵となります。
バッテリー容量はmAh(ミリアンペアアワー)という単位で表記され、数値が大きいほど基本的には長時間の使用が可能です。
しかし、実際の駆動時間は容量だけでなく、端末の設計や使い方にも左右されます。
メーカー公式の駆動時間表記も参考になりますが、動画再生やインターネット閲覧など、自分がよく使う用途での駆動時間もチェックできると理想的です。
バッテリー容量 | 公式駆動時間(目安) | 備考 |
---|---|---|
6000mAh | 約10〜12時間 | 普段使いなら一日持つ |
8000mAh | 約12〜15時間 | 動画視聴やゲームも安心 |
10000mAh以上 | 15時間以上 | アウトドアや長時間移動もOK |
省電力設計のプロセッサやOS
バッテリーの持ちを左右する要素として、タブレットに搭載されているプロセッサやOS(オペレーティングシステム)の省電力性能も重要です。
最新のプロセッサは、効率よく処理を行いながら消費電力を抑えるように設計されています。
また、OSもバージョンアップを重ねるごとに省電力機能が強化され、バックグラウンドでの電力消費を最小限に抑えてくれます。
- 省電力プロセッサ搭載モデルを選ぶ
- 最新のOSがインストールされているかチェック
- 不要なアプリや機能はオフにする設定があるか確認
これらのポイントを押さえて省電力設計のタブレットを選べば、同じバッテリー容量でもより長く使えるようになります。
メーカー・モデルの評価や実使用レビュー
カタログスペックだけでなく、実際に使った人の評価やレビューも必ずチェックしましょう。
使用状況によっては、公表されている駆動時間と実際のバッテリー持ちに差が出ることもあります。
オンラインショップや比較サイト、家電量販店のレビューなどを参考に、目当てのモデルがどのくらい「バッテリー長持ち」と評価されているか確認してください。
また、信頼性やサポート体制などメーカーごとの特徴も調べると、より納得できるタブレット選びができます。
バッテリーの劣化サインと交換タイミング
タブレットのバッテリーは、長期間使用していると徐々に劣化して性能が低下します。
バッテリーが劣化すると、使い勝手が悪くなるだけでなく、安全面にも影響が出ることがあります。
ここでは、具体的な劣化サインやバッテリー交換のタイミング、交換可能モデルの見分け方について紹介します。
減りの早さや急な電源オフ
バッテリーが劣化すると、充電してもすぐに電池残量が減ってしまう、という症状が現れます。
また、まだバッテリーの残量があるように表示されているのに、突然電源が切れることもあります。
このような症状に心当たりがある場合は、バッテリーの寿命が近いサインと考えましょう。
- 充電の頻度が増えた
- フル充電してもすぐに残量が減る
- 残量表示が不安定
- アプリ利用中に急に落ちる
これらの症状が目立つようであれば、早めにバッテリー交換を検討しましょう。
発熱や膨張など明確な異常
タブレット本体が通常より熱を持ちやすくなったときや、バッテリー部分が膨らんでケースが浮いてくるような現象は、深刻な異常のサインです。
このような場合、放置すると発煙や発火につながる恐れもあり、非常に危険です。
異常の例 | 対処方法 |
---|---|
バッテリー部分の膨張 | すぐに使用を中止し、修理や交換を依頼 |
過度な発熱 | 電源を切り、冷ましてから専門業者に相談 |
焦げたようなにおいがする | 直ちに使用をやめ、修理受付へ |
明らかな異常を見つけた場合は、自己判断での使用継続は危険なので、速やかに専門窓口へ相談しましょう。
バッテリー交換が可能なモデルの見分け方
タブレットには、バッテリー交換が可能なモデルと、そうでないモデルが存在します。
交換可能かどうかを見分けるためには、以下のポイントをチェックするとよいでしょう。
- 製品の取扱説明書に「バッテリー交換可」と記載があるか確認する
- メーカー公式サイトやサポートページも参考にする
- 「バッテリー交換サービス」に対応しているか問い合わせる
- 背面カバーを外せる設計の機種は交換できる場合が多い
自分での判断が難しい場合は、購入店やメーカーサポートに問い合わせてみるのも安心です。
タブレットでバッテリーを長持ちさせた先に得られるメリット
ここまで、タブレットのバッテリーを長持ちさせるさまざまな方法についてご紹介してきました。
バッテリーが長持ちすれば、外出先でも安心してタブレットを使い続けることができます。
充電の心配が減ることで、仕事や勉強、趣味の時間を効率的に活用できるようになります。
また、頻繁に充電を繰り返す必要がないため、タブレット本体やバッテリーの劣化を抑えやすく、より長く愛用できるでしょう。
バッテリーの持ちが良くなることで、電池切れによるストレスや不安からも解放されます。
タブレットを日常的に使う方にとっては、利便性や安心感が大きくアップします。
これまでにご紹介したポイントを実践し、快適なタブレットライフを送りましょう。
日々のちょっとした工夫が、大きなメリットにつながっていきます。