Androidタブレットのバックアップ方法について、「やり方が分からない」「どれが安全なのか不安」と感じたことはありませんか。
大切な写真や連絡先、アプリのデータを失ってしまう事態は誰にでも起こりえます。
しかし、正しい手順と自分に合った方法を知っておけば、いざという時も安心です。
この記事では、Androidタブレットで使えるバックアップ方法や、注意点・復元手順まで徹底解説します。
普段のデータ管理や突然のトラブルに備えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Androidタブレットのバックアップの選択肢
Androidタブレットにはさまざまな大切なデータが保存されています。
もしもの時に備えて、定期的にバックアップを行うことが安心につながります。
複数のバックアップ方法があるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
ここでは、それぞれの方法の特徴や具体的な手順について詳しく説明します。
Googleアカウントへの自動バックアップ
Androidタブレットの標準機能として、Googleアカウントによる自動バックアップが用意されています。
設定アプリから「Google」→「バックアップ」を選択し、「Googleドライブへのバックアップ」をオンにするだけで利用できます。
この機能を使うと、アプリや連絡先、設定、SMSなどの情報が自動的にGoogleドライブに保存されます。
端末の買い替えや初期化の際も、Googleアカウントでログインすれば簡単にデータの復元が可能です。
自動で定期的にバックアップが行われるため、バックアップの手間が省けます。
SDカードを利用したバックアップ
SDカードを使ってデータをバックアップする方法もあります。
写真や動画、音楽などの大容量データを手軽に移せるため、便利です。
SDカードスロットが搭載されていれば、ファイルマネージャーアプリなどを使って保存したいデータをSDカードにコピーできます。
SDカードは持ち歩きもできるため、機種変更やトラブル時に新しい端末へデータを写す際にも活躍します。
- ファイルマネージャーを開く
- バックアップしたいデータを選択
- 「コピー」または「移動」を選択
- 保存先としてSDカードを指定
- コピー(移動)を実行
パソコンを使ったバックアップ
パソコンとUSBケーブルを使えば、タブレットのデータをパソコンに保存できます。
この方法は大量のデータを一度に保存したい場合や、長期間安全に保管したい場合におすすめです。
以下は、パソコンを使ったバックアップの主な比較です。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
パソコンへのコピー | 大容量データも簡単に保存 | 定期的な手動作業が必要 |
専用ソフトを使う | 一括で各種データを保存可能 | ソフトのインストールが必要 |
ファイルをドラッグ&ドロップで移動できるほか、スマホ管理用のソフトを使えば手軽に各種データをまるごと保存できます。
クラウドサービスを活用したバックアップ
GoogleドライブやDropbox、OneDriveなどのクラウドストレージサービスを利用する方法もあります。
インターネットに接続していれば、いつでもどこでもデータの保存や確認が可能です。
特に写真やドキュメントファイルなどを自動でアップロードできる設定が便利です。
ただし、無料プランには容量制限があることが多いため、必要に応じて有料プランへの切り替えも検討しましょう。
アプリストアから各サービスのアプリをダウンロードし、アカウント登録して利用するだけで簡単に使い始められます。
バックアップ専用アプリの利用
Google Playストアには多数のバックアップ専用アプリが用意されています。
アプリによっては端末内のデータをまるごと保存したり、SMSや通話履歴など特定のデータのみを保存できたりします。
複数のバックアップ先を選べるものや、定期的な自動バックアップ機能があるものもあります。
アプリごとの特徴や設定方法を事前に確認しましょう。
自分の使い方やバックアップしたいデータの種類に合わせてアプリを選ぶことが大切です。
専用アプリを使ったAndroidタブレットのバックアップ方法

専用アプリを使えば簡単にバックアップできるよ♫
JSバックアップ アプリのインストール
今回は「JSバックアップ」という無料アプリを使って、バックアップ&復元を行っていきます。
このアプリはAndroidだけでなくIOSでも使えますので、下記のすべてのパターンでバックアップ→復元が可能です。
- Android→Android
- Android→IOS
- IOS→Android
- IOS→IOS
アプリのインストールはこちらからどうぞ。
Androidタブレットのフルバックアップをとる
アプリのインストールが完了したら、早速アプリを起動しましょう。
下記のようにチェックマークをつけて同意するをタップします。
再起動のポップアップが表示されることがありますが、ここはOKをタップしてそのまま進んで大丈夫です。
アクセス拒否の長ったらしい説明文が表示されますが、要は「この後に表示されるポップアップで許可を押してね。それを押してくれないとうまく動作しないよ。」ということですので閉じるをタップします。
いくつかのポップアップが表示されますが、すべて許可をタップします。
するとJSバックアップのインターフェースが表示されます。
ここでバックアップ&復元をタップします。
ポップアップでは許可をタップしてください。
消費電力云々書いてますが、復元後にアプリを削除すれば問題ありません。
今回はバックアップをとりますので、バックアップをタップします。
バックアップ先の選択画面になりますので、データのお好きな保存先にチェックを入れてOKをタップします。(SDカードの場合は予め挿入が必要です)
今回はGoogleにバックアップデータを保存したいと思います。

Google Drive、Dropbox、SugarSyncのクラウドにバックアップする人は、たくさんパケットを使うから必ずWi-Fiでやってね。
Googleアカウントを選択し、許可をタップします。
JSバックアップアプリに戻ってきたら、表示されてるポップアップの閉じるをタップします。
メッセージアプリの変更ポップアップでは変更をタップします。
キャンセルを選択すると先に進めません。
あとからアプリを削除すればデフォルトのメッセージアプリに戻りますので安心してください。
あとは自動バックアップをオンにするかどうか決めて、バックアップスタートをタップすればバックアップが始まります。
Androidタブレットの一部バックアップをとる
タブレットのフルバックアップではなく、一部のデータのみバックアップを取りたい場合のやり方もご紹介しておきます。
まずは、先の手順でバックアップスタートと表示されている最後の画面までお進みください。
ここで右上のをタップします。
あとはここでバックアップしたいデータだけを選択して、OKをタップ。
これでバックアップスタートをタップすればバックアップが始まります。
早くバックアップを完了させる方法
データが多いとそれだけバックアップにも時間がかかります。
私のタブレットデータ(画像40枚ほど+スケジュール)をGoogleドライブにバックアップした際には、約4分ほどかかりました。
早くバックアップを完了させたい場合には、下記の方法を試してください。
- 一部データのみバックアップをとる
- 電波環境の良いWiFiの近くでバックアップをとる
- SDカードにバックアップをとる
専用アプリを使ったAndroidタブレットの復元方法
Androidタブレットのバックアップデータの復元は、誤ってデータを消してしまった場合や新しい端末への乗り換え、または端末初期化の後など、さまざまな場面で必要になります。
正しい手順と注意点を知っておくことで、重要なデータを安全に戻すことができます。

今度はデータを復元したい端末を操作してね♪
JSバックアップ アプリのインストール
ここからは先程とったバックアップデータを復元していきます。
復元先の端末にもJSバックアップのアプリをインストールしましょう。
バックアップデータから復元する
まずは、先程と同じようにインターフェースまで進んで復元するをタップします。
ポップアップは閉じるで閉じてください。
メッセージアプリのポップアップも先程と同様に変更をタップします。
あとは復元スタートをタップすれば復元が実行されます。
Androidタブレットの一部バックアップをとる
バックアップデータの一部のみを端末に復元することも可能です。
まずは、先程の復元スタート画面まで進みます。
ここで右上のをタップします。
あとはここで復元したいデータを選択し、OKをタップ。
これで復元スタートをタップすれば復元が始まります。
早く復元を完了させる方法
バックアップと同様に、復元もデータが多いとそれだけ時間がかかります。
早く復元を完了させたい場合には、下記の方法を試してください。
- 一部データのみ復元をとる
- 電波環境の良いWiFiの近くで復元をとる
- SDカードに復元をとる
JSアプリをアンインストールする
ここまででバックアップ&復元は完了です。
自動バックアップをオンにしている人以外は、これで用済みのJSバックアップアプリをアンインストール(削除)しましょう。

アプリをアンインストールしたからと言ってバックアップデータが無くなったり、復元データが無くなることはないから安心してね♪
Androidタブレットでバックアップを取る際の注意点
Androidタブレットでバックアップを行う際には、いくつかの注意点を把握しておくことが大切です。
安全かつスムーズに作業を進めるためにも、事前の確認が欠かせません。
以下でポイントごとに詳しく解説します。
バックアップ対象外のデータ
すべてのデータが自動的にバックアップされるわけではありません。
特定のアプリのデータや、一部の設定内容、ダウンロードしたファイル、LINEなどの一部メッセージアプリの履歴履歴などは、Googleの標準バックアップ機能では保存されないことがあります。
- ダウンロードフォルダのファイル
- 一部のアプリケーションデータ(ゲーム、金融系アプリなど)
- 端末独自で保存された設定やファイル
- SDカード内のデータ(自動では保存されない場合あり)
必要なファイルやデータがバックアップ対象になっているか事前に確認し、必要に応じて手動で保存することをおすすめします。
ストレージ容量の確認方法
バックアップ作業を開始する前に、タブレット本体やGoogleドライブなどのクラウドストレージの空き容量を必ずチェックしましょう。
容量不足の場合、バックアップが途中で止まったり、正しく保存されないことがあります。
タブレットのストレージ確認手順 | Googleドライブの容量確認手順 |
---|---|
「設定」アプリを開く→「ストレージ」または「デバイスケア」を選択→「空き容量」を確認 | Googleドライブアプリを開く→左上のメニュー(≡)をタップ→「保存容量」を確認 |
必要に応じて不要なデータやアプリを削除し、バックアップに必要な十分な空き領域を確保しておきましょう。
通信環境と所要時間
クラウドにデータをバックアップする場合、Wi-Fiなどの安定したインターネット接続が必要です。
モバイルデータ通信ではバックアップが長時間かかったり、通信量が多く発生することがありますので注意してください。
また、データ容量が多い場合はバックアップ完了までに数十分から数時間かかる場合もあります。
バックアップ作業を始める前に、以下のようなポイントを意識しましょう。
- Wi-Fiが安定している場所で作業を行う
- 充電器につないだ状態で実施する
- バックアップが完了するまで他の大きな通信やアプリの操作を控える
これらの点を記憶しておくと、安全かつ確実にバックアップを取ることができます。
Androidタブレットのバックアップ方法ごとの特徴
Androidタブレットのバックアップ方法にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴があります。
最適な方法を選ぶことで、大切なデータをしっかり守ることができます。
自動バックアップの特徴
自動バックアップは、Googleアカウントと連携して行われます。
設定しておくことで、端末のWi-Fi接続時などに自動的にデータがバックアップされます。
写真や連絡先、アプリのデータなど、多くの情報が簡単に保存できます。
一度設定してしまえばバックアップの手間がかかりません。
- Googleアカウントで管理されるので、機種変更時も安心です。
- バックアップが自動で行われるため、データの紛失リスクが軽減されます。
- 基本的に無料で利用できるのもメリットです。
ただし、Googleアカウントに保存できるデータ量には上限があるため、容量がいっぱいにならないよう注意が必要です。
手動バックアップの特徴
手動バックアップは、ユーザーが自分のタイミングでSDカードやパソコンにデータを保存する方法です。
必要なファイルだけを厳選して保存できるので、細かい管理がしやすいです。
大容量ファイルや特定のデータも個別にバックアップできます。
対応するSDカードやUSBメモリがあれば、クラウドを使わずにデータ保存できるのも特徴です。
メリット | デメリット |
---|---|
希望するタイミングと内容でバックアップできる | 手間や忘れが発生しやすい |
容量を自由に選べる | 紛失や故障時は復元不可となる場合も |
セキュリティと安全性の違い
自動バックアップと手動バックアップでは、セキュリティ対策や安全性の面でも違いがあります。
自動バックアップの場合、Googleのセキュリティで保護されており、不正アクセスのリスクは低いです。
ただし、Googleアカウントのパスワードを他人に知られてしまうと、データにアクセスされる危険があります。
手動バックアップでは、SDカードやUSBメモリなど物理的な媒体に保存するため、紛失や盗難に注意が必要です。
また、端末やバックアップ先が故障すると、バックアップしたデータも失われてしまうことがあります。
それぞれの方法には異なるセキュリティ上の注意点があるため、自分の用途や必要性に合わせて選ぶのがおすすめです。
Androidタブレットのバックアップにおすすめのタイミング
Androidタブレットを使っていると、大事なデータや写真、アプリの情報などを失わないためにバックアップは欠かせません。
タイミングを逃さずにバックアップを取ることで、万が一のトラブル時もスムーズにデータを復元できます。
どのタイミングでバックアップしておくと良いのか、状況別のポイントを押さえておきましょう。
機種変更前のバックアップ
機種変更をする際には、現在使っているAndroidタブレットのデータを新しい端末に引き継ぐためのバックアップが必要です。
特に写真や動画、アプリのデータ、連絡先などは大切な思い出や日常生活に直結する情報です。
バックアップしておくことで、機種変更後もスムーズに元の環境で使い始めることができます。
- 連絡先やカレンダー情報の保存
- 写真や動画などメディアファイルのバックアップ
- アプリデータや設定情報の移行
Googleアカウントを活用すれば、多くのデータが自動的にバックアップされるので安心です。
故障や紛失対策としての定期バックアップ
不意のアクシデントでタブレットが故障したり、紛失してしまった場合、最後にバックアップを取った日からのデータは取り戻すことができません。
そのため、定期的にバックアップを取ることがとても大切です。
どのくらいの頻度でバックアップを取るべきかは、使い方やデータの重要度によりますが、最低でも月に1回は実施しましょう。
バックアップの頻度 | おすすめ対象者 |
---|---|
毎日 | 頻繁に写真やデータを保存する方 |
週に1回 | 日常的にアプリや情報を管理している方 |
月に1回 | たまに利用するライトユーザー |
Wi-Fi環境があるときに自動でバックアップができる設定にしておくと、手間もかからず安心です。
初期化やリセット前のバックアップ
Androidタブレットを初期化(リセット)する前にも、必ずバックアップを取っておきましょう。
初期化をすると、すべてのデータや設定が消去されてしまうため、バックアップしていないままだと大切な情報がすべて失われてしまいます。
アプリの再インストールや設定のやり直しもスムーズに行えるので、リセット前のバックアップは忘れずに実施しましょう。
迷わないAndroidタブレットのバックアップ活用法
これまでAndroidタブレットのバックアップ方法や注意点などを解説してきましたが、しっかりと実践できていますか。
バックアップは、端末の紛失や故障、データエラーなどのトラブルから大切なデータを守るために欠かせません。
一度設定しておけば、日々の使用で万が一の際にも安心して対応できます。
まだバックアップを習慣化できていない方は、この機会にぜひ見直しをしておきましょう。
自分に合ったツールや方法を知り、大切な写真や連絡先、アプリのデータなどをしっかり守ることが快適なタブレット生活の第一歩です。
もし操作に迷ったときは、製品のサポートやオンラインマニュアルも活用できます。
これであなたのAndroidタブレットも、より安心・快適に使い続けることができるでしょう。
日々のちょっとした心がけで大きな安心につながりますので、定期的なバックアップをお忘れなく。