タブレットが急に勝手に動くと、「もしかしてウイルスに感染したのでは?」と不安になりますよね。
普段と違う操作や、意図しない画面の動きはウイルス感染が原因の場合も少なくありません。
しかし、ウイルス以外にもタブレットが勝手に動く原因はさまざまで、正しい対応策を知ることが大切です。
この記事では、タブレットで起こる勝手な動作とウイルス感染の見分け方や、今すぐできる対応策をわかりやすく解説します。
安心してタブレットを使い続けるためのポイントを知りたい方は、ぜひ続きをご覧ください。
タブレットが勝手に動く時に疑うべきウイルス
タブレットを使っていて「勝手に画面が動く」「意図しないアプリが開く」といった経験はありませんか。
こうした現象にはさまざまな原因がありますが、ウイルス感染の可能性も否定できません。
ウイルスは個人情報の流出や端末の故障など重大な被害を引き起こす恐れがあるため、早めの対策が大切です。
ここでは、ウイルスが原因でタブレットが勝手に動く場合の特徴やセルフチェック、対処法について解説します。
ウイルス感染時に見られるタブレットの異常動作
タブレットがウイルスに感染した場合、通常とは異なるさまざまなトラブルが発生します。
代表的な異常動作には以下があります。
- 何も操作していないのにアプリが自動的に起動・終了する
- 勝手にタップやスクロールの操作が行われる
- 広告が頻繁に表示されるようになる
- バッテリーの消耗が急激に早くなる
- ポップアップで不審な警告が現れる
- 連絡先などの個人情報が漏洩した形跡がある
このような異常が複数同時に現れる場合、ウイルス感染のリスクを強く疑う必要があります。
勝手に動く症状から分かるウイルス感染のサイン
タブレットが勝手に動くという症状だけでも、ウイルス感染を示唆することがあります。
次のようなパターンが見られた場合は、特にウイルス感染を疑いましょう。
症状 | ウイルス感染の可能性 |
---|---|
アプリの自動インストール | 高い |
広告の自動表示 | 中〜高 |
ページが勝手にリダイレクトされる | 高い |
誤作動が特定のアプリ利用時のみ発生 | やや低い |
タッチパネルの反応が極端に遅い | 状況次第 |
これらのサインを目安にして、端末の状況を冷静に判断しましょう。
タブレット画面が勝手に動く時の確認ポイント
タブレットの画面が勝手に動く場合、ウイルス以外にも原因があるかもしれません。
自分でチェックできるポイントを押さえて異常の原因を絞り込みましょう。
- 画面に異物や水滴が付着していないか確認
- 画面保護フィルムが浮いていないかチェック
- アプリを複数同時に起動しすぎていないか
- OSやアプリのアップデートが未実施になっていないか
- 最近インストールしたアプリに不審なものがないか見直す
これらを確認し、問題が解決しなければウイルスの可能性に備えた対策を進めましょう。
ウイルス感染とその他の原因の切り分け方
タブレットの異常動作には、ウイルス以外にも物理的な不具合やソフトウェアのバグが影響する場合があります。
見分けるためには次のような手順で切り分けを行いましょう。
- 他の指に反応するか、手袋やペンでも同様の動作があるか確認する
- 一時的にセーフモードで起動し、症状の有無を調べる
- 別のユーザーアカウントを作成して問題が再発するか確認する
- OSやアプリを最新版にアップデートする
- 最近インストールしたアプリを一つずつ削除して経過を観察する
これらの方法で物理的な問題やアプリ起因かを切り分け、それでも症状が消えない場合はウイルス感染の疑いが高くなります。
タブレットがウイルス感染している場合に今すぐやるべきこと
ウイルス感染が疑わしい場合、すぐに下記のアクションを実行してください。
- Wi-Fiやモバイルデータ通信をオフにして端末をネットワークから切断する
- 大切なデータ(写真、連絡先など)をできるだけバックアップで保護する
- 不審なアプリを速やかにアンインストールする
- 信頼できるアンチウイルスアプリでスキャンを実施する
- クレジットカードや重要なアカウントのパスワードを変更する
個人情報流出の被害拡大を防ぐためにも、スピーディーに対応を進めることが大切です。
ウイルス駆除方法と初期化前に行う重要な準備
なかなかウイルスが駆除できない場合、最終手段として端末の初期化(リセット)が有効です。
ただし、大切なデータも失われてしまうため、初期化前には以下の準備が重要です。
準備項目 | 詳細 |
---|---|
データのバックアップ | 写真、連絡先、メモなどをクラウドやパソコンに保管 |
アカウント情報の記録 | GoogleアカウントやApple IDなどログイン情報を控える |
アプリ&ライセンス情報の整理 | 購入したアプリや有料機能の情報を確認 |
Wi-Fiや各種設定のメモ | 自宅のWi-Fi設定や重要なシステム設定をメモしておく |
初期化後は初めから慎重にアプリをインストールし、不審なファイルの取扱いには十分注意しましょう。
専門業者への相談が必要なケース
下記のような場合は、自己対応を止めて早めに専門の業者やサポート窓口に相談しましょう。
- 初期化やウイルス駆除を行っても症状が解消しない場合
- 個人情報がすでに漏えいした可能性がある場合
- 画面が操作不能でバックアップを取ることすら難しい場合
- 法人や業務用の端末で重要なデータが入っている場合
放置すると被害の拡大につながるため、迷わず専門家に頼ることがトラブル解決の近道です。
タブレットがウイルスに感染した場合に発生しやすい症状
タブレットがウイルスに感染すると、普段とは異なるさまざまな症状が現れます。
特に「勝手に動く」「予期しないアプリの表示」など、普段の操作感とかけ離れたトラブルが多く発生します。
こういった症状を見逃さず、早めに対応することがとても大切です。
動作の遅延や強制終了
ウイルスに感染したタブレットでは、本来よりも動作が重く感じたりアプリが突然強制終了することがあります。
これはウイルスが端末のバックグラウンドで不正な動作をしたり、大量のリソースを消費するためです。
このような症状が続く場合、ウイルス感染を疑うきっかけとなります。
代表的な症状を挙げると、以下のようなものがあります。
- アプリや画面の切り替え時にもたつく
- タッチ操作にタイムラグが生じる
- 特定のアプリが頻繁に落ちる
- 再起動後も同じトラブルが改善しない
こうした変化に気づいたら、対策を講じることが重要です。
身に覚えのないアプリの出現
ウイルスの中には、知らない間にアプリをインストールさせたり、不要なアイコンを追加するものもあります。
自分でインストールした覚えのないアプリや、勝手に動き出す見慣れないソフトがタブレットに表示された場合は注意が必要です。
症状 | 考えられる原因 |
---|---|
身に覚えのないアプリが増えている | ウイルスによる不正なインストール |
勝手に広告画面が出てくる | アドウェア型ウイルスの影響 |
設定画面やセキュリティ警告のポップアップが増加 | 偽装アプリやマルウェアの存在 |
アプリ一覧を定期的にチェックし、不要なものは誤って許可していないか確認しましょう。
個人情報の流出リスク
ウイルスに感染すると、個人情報が外部に送信されるリスクが大きくなります。
メールアドレスや連絡先リスト、写真やログイン情報など、あなたの大切なデータが知らぬ間に第三者へ漏洩する可能性があります。
万が一情報が流出してしまうと、さまざまな被害が発生するおそれがあります。
例えば次のようなトラブルにつながる場合があります。
- ネットショッピングサイトの不正利用
- なりすましメールの送信
- SNSアカウントの乗っ取り
- 迷惑電話や詐欺被害のリスク増加
こうした被害にあわないためにも、定期的なセキュリティ対策を怠らないようにしましょう。
タブレット画面が勝手に動くときの7つの対処法

タブレットの画面が勝手に動く人は、まずはこれから試してみてね♪
タブレットを再起動する
タブレットの画面が勝手に動いた場合、1番最初に試してほしいのが再起動です。
再起動することでメモリが解放されますので、不可増大によるシステム障害もあるていどは低減されます。
タブレットの再起動で改善するようならやはりソフトウェアの問題である可能性が高いですので、これ以降に紹介する対処法も併せて行っておきましょう。

タブレットで再起動画面すら出せない場合は、電源ボタンを10秒以上長押しすると強制的に電源が切れるよ♪
OSをアップデートする
先にお伝えしたように、タブレット画面が勝手に動く原因のほとんどがソフトウェアの不具合です。
それらの不具合はメーカーにも報告され、各メーカーのタブレットともきちんと対処されたOSが提供されていますので、まずはOSをアップデートしてみましょう。
多くのタブレットでは、これだけで改善するはずです。
Androidタブレットのバージョンアップは、設定>システム>システム更新>更新の確認>今すぐインストールから行えます。
バックグラウンドアプリの終了
タブレット画面が勝手に動くソフトウェア障害の中でも、最も大きな原因は負荷増大によるシステム障害です。
そのためタブレットの負荷を減らすためにバックグラウンドで起動中のアプリを終了して、メモリを確保しましょう。
ただし、アプリを使い終わる度に終了していては、再度アプリ起動時に大きな電力を消費してバッテリー消耗が早くなりますので、バックグラウンドアプリを終了するのは1日の終わりの寝る前などで良いでしょう。
不要なアプリを削除する
余計なメモリを使用しないためにも使わないアプリはアンインストール(削除)する癖をつけましょう。
それが結果的にシステム障害の低減に繋がり、勝手に画面が動く不具合も減ります。
アプリを起動していなければメモリは消費していないと思っている人もいますが、たとえバックグラウンドで起動していなかったとしてもメモリは消費しています。
完全に起動していなければそもそもそのアプリを不起動時には何も通知も来ないはずですが、実際には通知が届きますよね。
アプリキャッシュを削除する
アプリを使っていくとそれぞれのアプリでキャッシュが溜まっていきいます。
キャッシュとは一時的に貯めておくデータのことで、キャッシュを保存しておくことにより再度アプリを起動した際に読み込み時間が向上します。
ですが、使用アプリが増えればキャッシュも増大になってきますので動作をもたつかせる原因になることも珍しくありません。
そのためタブレット画面が勝手に動く症状が出た場合には、キャッシュの削除も行っておきましょう。
アプリキャッシュの削除は、設定>アプリと通知>アプリ>キャッシュ削除したいアプリを選択>ストレージ>キャッシュを消去から行えます。

キャッシュの消去は使っていないアプリから順番にやっていくと良いよ♪
一旦使用を控える
タブレット本体が熱くなっている場合、熱暴走でユーザーが意図していない動作をしてしまっている可能性があります。
タブレットの利用時間に関わらず、「ちょっと本体が熱いかも?」と思った場合にはなるべく本体が冷めてから使うようにしましょう。
タブレットカバーをつけている場合には、カバーを外すと早く熱が放出されます。
熱にはハードウェア系全般が弱いですので、なるべく熱くなったら使わないようにしてあげるとタブレットも長持ちします。
特にバッテリーに関しては熱に非常に弱いですので、寿命が縮まってしまいます。

手袋モードをオフにする
一部のタブレット端末では手袋モードという設定項目があります。
手袋モードとは手袋をはめながらでも操作ができるように感度を上げたもので、画面に指を近づけただけで操作したことと認識されます。
つまり、実際には画面に触れていないにもかかわらず画面が動きます。
デフォルトではオフになっている機能ですが、何らかの拍子にオンになってしまった可能性もあるので確認してみると良いでしょう。
手袋モードのオンオフは、設定>画面設定>手袋モードから行えます。

私が使ってるHuaweiのタブレットだと手袋モードはないよー。
タブレットで勝手に動く症状を引き起こすその他の原因
タブレットが勝手に操作されているように感じる場合、「ウイルス」以外にもさまざまな要因が考えられます。
このような症状に悩まされている場合は、下記のような原因もチェックしてみましょう。
タッチパネルの不具合
タブレットのタッチパネル自体に故障や劣化があると、正常なタッチ操作ができず、勝手に画面が反応することがあります。
例えば、画面が割れていたり、水没の履歴がある場合はタッチセンサーが誤作動を起こすケースも珍しくありません。
症状例 | 主な原因 |
---|---|
画面が勝手にスクロールする | 液晶パネルの異常 |
勝手にアプリが起動する | タッチセンサーの故障 |
一度、画面を清掃したり、再起動を試しても改善しない場合は、修理や点検を検討しましょう。
保護シートやカバーの干渉
タブレットの画面に貼った保護シートがタッチパネルにうまく密着していない場合や、厚すぎるシートを使用している場合には、センサーの誤作動を引き起こすことがあります。
また、カバーやケースの一部が画面に触れていると、端末がタッチされたと誤認識してしまい、勝手に動いているような挙動が現れることもあります。
- 保護シートの角が浮いていないかチェックする
- ケースが画面に触れていないか確認する
- シートやカバーを外して一度操作する
少しでも違和感を感じた場合は、別の保護シートに替えてみたり、カバーを外すなどして様子を見てください。
静電気やほこりの影響
タブレットの画面は静電気で操作を感知する仕組みが多く用いられています。
そのため、静電気がたまりやすい環境や、画面表面にほこりや汚れが付着していると、余計な信号が伝わってしまい、誤作動の原因になることがあります。
特に乾燥した季節や、化学繊維の衣服を着ていると静電気が発生しやすくなります。
清潔なやわらかい布でこまめに画面を掃除したり、静電気防止のグッズを利用することも効果的です。
タブレットのウイルス感染を防ぐための日常対策
タブレットが勝手に動くなどの症状は、ウイルス感染の可能性も否定できません。
安全にタブレットを利用するためには、日頃から適切なセキュリティ対策を取ることが大切です。
以下で、タブレット利用者が意識しておくべき日常のウイルス対策をご紹介します。
信頼できるアプリのみをインストール
タブレットにインストールするアプリは、必ず公式ストア(Google PlayやApp Store)から選びましょう。
非公式なサイトからアプリをダウンロードすると、ウイルスに感染するリスクが高まります。
普段からアプリを選ぶ際に注意したいポイントは以下の通りです。
- 開発元や提供元が信頼できるか確認する
- レビューや評価を参考にする
- 必要以上の権限を要求するアプリは避ける
- インストール前にアプリの説明や利用規約を読む
これらを徹底することで、ウイルス被害の多くを防ぐことができます。
セキュリティソフトの導入
タブレットでもパソコン同様、セキュリティソフトの導入は有効です。
ウイルスやマルウェアの検出・駆除、怪しいアプリの監視など、多彩な機能でタブレットを守ります。
メーカー | 主な機能 | 特徴 |
---|---|---|
ノートン | リアルタイム保護、スキャン | 世界的な信頼性 |
ウイルスバスター | アプリ監視、ウェブ保護 | 日本語サポートが充実 |
アバスト | 無料プラン、フィッシング防止 | 初心者でも使いやすい |
タブレットの機種や使い方に合わせて、最適なセキュリティソフトを選びましょう。
怪しいリンクやメールを開かない
ウイルスの多くは、不審なメールやSMSのリンクから侵入します。
「当選しました」や「アカウント情報を確認してください」といった内容のメッセージには注意しましょう。
URLの表記が怪しい場合や、不自然な日本語を使っている場合も要警戒です。
リンクをクリックする前に、本当に信頼できる相手から送られてきたものか必ず確認してください。
タブレットの安全な使い方と注意点
タブレットを安心して使うためには、ウイルス感染などのリスクを減らす対策が重要です。
普段からセキュリティ意識を持った利用を心がければ、大切な情報やデータを守ることができます。
ここでは主な注意点と安全に使うための基本的な方法をご紹介します。
OSとアプリの定期更新
タブレットのOSやアプリは、定期的にアップデートすることでセキュリティが強化されます。
古いバージョンのままだと、ウイルスなどの攻撃に対して弱くなることがあります。
アップデートの通知が来たら、できるだけ早く更新することをおすすめします。
以下のように更新を習慣づけると、ウイルス感染リスクの低減に効果的です。
- 自動アップデートを設定しておく
- 怪しいアプリはインストールしない
- 信頼できる公式ストアからのみアプリをダウンロードする
怪しいWi-Fiへの接続を避ける
公共の無料Wi-Fiなど、セキュリティが甘いWi-Fiに接続するとウイルスや不正アクセスのリスクが高まります。
特別な設定なしに誰でも使えるWi-Fiは、通信内容を盗み見られるおそれがあります。
安全のためには、信頼できるネットワークだけを利用するようにしましょう。
Wi-Fiの種類 | 安全性 |
---|---|
自宅や仕事場のWi-Fi | 高い(パスワードや暗号化が設定されている場合) |
カフェや駅などの無料Wi-Fi | 低い(誰でも使える場合は注意) |
急ぎで利用したいときも、できればVPNサービスを併用するなどセキュリティ対策を意識してください。
定期的なバックアップ
タブレットがウイルスに感染して動作がおかしくなっても、バックアップがあれば大切なデータを簡単に復元できます。
バックアップの方法はクラウドへの保存や外部ストレージへのコピーなど、いくつかの選択肢があります。
バックアップは定期的に行うことが大切です。
突然のトラブルやウイルス感染に備えて、バックアップのタイミングを決めておきましょう。
タブレットの動作異常を放置するリスクと適切な対応の重要性
タブレットが勝手に動作するなどの異常が見られる場合、その原因としてウイルス感染が疑われることがあります。
こうした動作異常を放置すると、個人情報の漏洩や大切なデータの消失、さらにはネットバンキングやメールアカウントへの不正アクセスといった深刻なトラブルにつながる恐れがあります。
また、ウイルスの中には端末内だけでなく、連絡先やクラウドサービスを通じて他者に被害を拡大させてしまうものも存在します。
このようなリスクを回避するためには、異常に気付いた時点で速やかな対策を取ることが肝心です。
定期的なウイルス対策アプリの利用や、OS・アプリのアップデート、不審なアプリやファイルのインストールを避けることが、被害の予防につながります。
タブレットを安心して利用し続けるためにも、少しでも不審な動きを感じた場合は積極的に調べ、適切な対応を心がけることが大切です。