車での移動時間をもっと快適に、充実したものにしたいと感じていませんか。
純正のカーナビやモニターでは満足できず、もっと自由に動画鑑賞やナビ、エンタメを楽しみたいという方も多いはずです。
私もそんな一人でした。
そんなときにおすすめなのが、タブレットを車載モニター化する方法です。
簡単なアイテムや工夫で手持ちのタブレットが多機能な車載モニターへと変身し、あなたのカーライフが一段と豊かになります。
この記事では、タブレットを車載モニター化するためのポイントや注意点、活用シーンなどを分かりやすく解説します。
車内エンタメ環境のアップグレードを検討中の方は、ぜひ続きもご覧ください。
車載タブレット化に使った機材
タブレット本体 Blackview Tab60pro
タブレットホルダー
シガーソケットUSB充電器
タブレットを車載モニター化を実現

私のコックピットを見せちゃうぞ❤
タブレット画面の大きさ

運転席から見たandroidタブレット。かなり大きく感じる
androidタブレットを車載ホルダーに設置して運転してみます。
まず驚くのは画面の大きさ。
10.1インチってこんなに大きかったかな?と思うくらい大きい。
アームでタブレットを前面に出していることも大きく影響しています。
上写真はデジカメの焦点距離があるので撮影できませんでしたが、実際にはもう少し視点より下がった位置にタブレットが見えます。
あまり上に設置するとダッシュボードから上に画面がせり出すので運転の邪魔になります。その場合は、アームですぐ調整できます。
車載ホルダーの使用感

タブレットを前にせり出しても安定しています。
3軸アームのおかげで可動領域が広いです。
上写真のように大きく全面にせり出すことが可能なので手元にタブレットが近くなり、操作性が非常によくなります。
ただやや揺れに弱いのでマグネットホルダーがおすすめです。
後部座席からの見た目

後部座席から見たandroidカーナビ
後部座席からの距離も縮まることで視覚性がよくなって 10.1インチの大画面に子供も大喜びです。
元のカーナビと比べてもかなり大きさが違います。
カーナビ機能
カーナビ画面(グーグルマップ)を表示してみます。
ちょっと映り込みが発生して一部画面が見えにくくなってしまいました。反射防止フィルムを貼ったほうがいいですね。
ガラス製フィルムには反射防止がないのでプラスティックの柔らかいフィルムを貼ってみようと思います。→ 後日フィルムを貼りました。
地図自体の使い勝手は快適そのものです。見たい地図をドラッグしてすぐ見れるし地図の拡大縮小はピンチアウトですぐに行うことが出来るので便利です。
動画配信サービスを観る
サウンドの質
音は前面でなく左右と後方全体に伝わるようでシアターっぽい演出を引き立ててくれます。
タブレットの内蔵スピーカーで視聴するよりもBluetoothスピーカーで視聴したほうが格段にいい音でした。

画質
Googlemapほどの映り込みはありませんがフィルムはやはり貼ったほうがいいです。
後部座席から観ると画面が大きくモニターが前にせり出しているせいもあってカーナビで観るよりもダンゼン迫力があります。
字幕も大きく表示されるのはうれしいですね。

やっぱり車で映画が観られるのは最高!!
車内で動画配信サービスの映画が観られるとドライブも楽しさが増すよ。
車載タブレットを1ヶ月使用してみて感じたこと
タブレットが車にあると最初は家族の会話が減るかな、運転の邪魔になるかななどと考えていました。
ですが実際には、
- 家族一緒に映画を観て感想を言い合ったり
- 気分に合わせて好きな音楽を聴いたり
- ナビ設定が自宅でできるので旅行の計画を楽しく立てたり
- 近くのお店を簡単に探せたり
と 家族にとってメリットばかりでした。

むしろタブレットがあるおかげで家族での車内の会話も弾むね。
▽ メリットたくさんだったおすすめ車載タブレット
車載タブレットを使ってみて感じたメリット

使ってみて初めて気付いたメリットもたくさんあったよ。
ナビ機能がとっても便利
- 画面が大きくて地図が見やすい
- google mapなので常に最新地図データ
- 音声入力で目的地を入力できる
- 外出前に自宅でナビ設定が出来る
エンターテイメントとしても楽しめる
- 動画配信サービスやユーチューブを楽しめる
- ナビに比べて画質がいい
- 音質がいい(bluetoothスピーカーにもつなぐことができる)
- ナビと違って輝度調整が出来るので画面が見やすい
持ち運びして車外でも使える
- 車に乗っているとき以外にも使うことができるので利用時間が長く使える
- ドライブ以外にも徒歩での観光・散歩時のナビにも使える
- 子供のタブレット学習用にも使える
車載タブレットを使ってみて気づいたデメリット

使う前にデメリットについても知っておいてほしいな。
昼間は、画面の反射による映り込みが気になる
タブレット反射防止フィルムを貼ることで解決。

画面がしばらくすると自動で消える
設定>画面>省エネ無効で解決。
ホームボタン、アイコンが小さくて押しづらい
運転中は絶対触らないほうがいい。
ナビに接続しているバックモニターが見づらくなった
モニター配置を調整することで解消しました
タブレット画面が悪路で揺れる
マグネットホルダーにすることで解決。
タブレットを車載に設置する手順
タブレットを車載モニターとして使うことで、カーナビや動画視聴など車内エンターテインメントが充実します。
設置方法や活用シーン、安全面などを押さえて、快適なドライブ環境を作りましょう。
車載モニター化に適したタブレット選び
車載モニターにするタブレットは画面サイズや解像度、明るさが重要です。
7~10インチ程度が扱いやすく、視認性にも優れています。
また、タブレットの重量や厚みもホルダーへの取り付けやすさに影響するため、軽くて薄いモデルがおすすめです。
視野角が広いモデルを選べば、助手席や後部座席からも画面が見やすくなります。
画面サイズ | おすすめポイント |
---|---|
7インチ | コンパクトで設置しやすい |
8~10インチ | 動画やナビも見やすい |
おすすめのタブレットなどなどは、下記の記事を御覧ください。
総額3万円以下で実現するタブレットカーナビ化におすすめなタブレットと周辺機器を紹介しています。

タブレットの固定方法を考える
車載モニター化の際は、タブレットの固定がもっとも重要です。
運転中の視界を妨げず、運転席や助手席から見やすい位置に設置しましょう。
エアコン吹き出し口やダッシュボード、ヘッドレストなど、設置する場所によって適したホルダーが異なります。
- エアコン吹き出し口用:取り付けが簡単で着脱しやすい
- ダッシュボード用:安定感があり、ナビ用途に最適
- ヘッドレスト用:後部座席で動画視聴に便利
設置場所によって安全性や使い勝手も変わるため、車種や用途に合わせた選択が大切です。
設置場所が決まったら、設置場所をキレイにしておきましょう。
タブレットホルダーにタブレットを装着します。タブレットをつけたままホルダーを置き場所に置いてみて設置箇所を検討します。
タブレットホルダーの吸盤カバーを外します。ゲル状になっていてプルンプルン。
剥がしたら出来るだけ早めに設置しましょう。
設置したら吸盤上のロックをおろして完成です。
電源を確保する
タブレットを長時間使う場合は電源の確保が欠かせません。
車のシガーソケットやUSBポートから充電できるカーチャージャーを利用するのが一般的です。
2A以上の高出力タイプを選ぶと、動画再生やナビの使用中でも十分な給電が可能です。
また、充電ケーブルの長さにも注意し、設置場所まで無理なく届くものを選びましょう。
電源管理アプリの活用や画面の明るさ調整でバッテリー消費を抑える工夫も効果的です。
安全性・法律に関する注意点
タブレットを車載モニター化する際は、道路交通法に配慮する必要があります。
走行中に運転者がタブレットを注視したり操作する行為は法律で禁止されています。
また、視界を妨げる位置への設置や映像表示もNGとなる場合があります。
必ず自主的に安全な場所へ設置し、運転中は操作を控えましょう。
同乗者用モニターや後部座席用の利用は比較的自由ですが、乗車中のルールは車両ごとに確認することが大切です。
適切な設置と利用マナーを守って、安全第一で楽しんでください。
タブレットを車載モニター化するメリット
タブレットを車載モニター化することで、従来の車載ナビやモニターにはない多様な利便性が手に入ります。
コストを抑えつつ、最新機能を活用できる点も大きな魅力です。
多機能なエンタメ環境の実現
タブレットを車載モニターとして使うことで、さまざまなエンタメコンテンツを楽しめるようになります。
例えば、YouTubeやNetflixなどの動画視聴サービス、音楽ストリーミング、電子書籍など、ドライブの際にも幅広い楽しみ方が可能です。
- お気に入りの音楽や動画を車内で再生できる
- 子供向けアプリや知育コンテンツも充実
- スマートフォンとの連携でハンズフリー通話も可能
- ネットサーフィンやSNSも楽しめる
このようにタブレット1台で多くの役割をこなしてくれるため、車内のエンターテイメント環境が一段と充実します。
最新地図やアプリの活用
タブレットを使うことで、常に最新の地図アプリや便利なナビアプリを利用できます。
従来型のカーナビと比べて地図データの更新も簡単で、リアルタイムの交通情報や渋滞情報の取得もスムーズです。
従来のカーナビ | タブレット車載モニター |
---|---|
地図更新が有料の場合が多い | アプリで無料更新できる |
限定的なアプリのみ | 豊富なナビ・地図・天気アプリ |
バージョンアップに手間がかかる | 自動アップデートで常に最新 |
これにより、目的地までのルート案内や周辺情報検索がより便利になり、快適なドライブをサポートしてくれます。
設置・撤去の手軽さ
タブレットは設置や取り外しがとても簡単です。 専用の車載ホルダーなどを使えば、誰でも手軽に固定でき、必要なときだけ使うこともできます。
旅行や出張など、異なる車両で使いたい場合にも柔軟に対応できる点が大きな特徴です。
また、タブレット本来の機能もそのまま使えるため、車外へ持ち出しても便利です。
このように、使いたい場面や利用環境に合わせて手軽に対応できるのが大きなメリットです。
タブレットを車載モニター化するデメリット
タブレットを車載モニターとして活用すると便利な反面、いくつか注意すべきポイントやデメリットも存在します。
事前にデメリットを理解しておくことで、より快適で安全な車内環境づくりに役立てることができます。
バッテリー管理の手間
タブレットは本来、持ち運ぶことを想定した端末ですが、車載用として使う場合はバッテリー残量の管理が欠かせません。
長時間の使用やナビとして連続利用すると、すぐにバッテリーが減ってしまうことがあります。
このため、走行中は車のシガーソケットやモバイルバッテリーを使って給電する必要が出てきます。
バッテリーを充電しながら使うことが多くなると、ケーブルの取り回しや配線が邪魔になったり、充電のし忘れで使いたいときにバッテリー切れになるストレスも感じやすくなります。
- 充電機器やケーブルの準備が必要
- 長時間の使用でバッテリーの劣化が進む可能性
- 配線が見た目や車内スペースに影響する
熱や直射日光による故障リスク
車内は想像以上に温度が高くなる場合があります。
特に夏場や直射日光の当たる場所に車を置いていると、タブレットが熱くなりすぎて故障する恐れがあります。
また、長時間カーナビや映像再生アプリを使い続けると、本体温度がさらに上昇しやすくなります。 熱によるトラブル例を表にまとめました。
リスク内容 | 具体的な影響 |
---|---|
本体の発熱 | 動作が重くなる、アプリが強制終了する |
直射日光による加熱 | 画面焼けやバッテリー膨張のリスク |
高温での長時間利用 | バッテリーや内部パーツの劣化 |
暑さ対策としては、直射日光の当たらない場所にタブレットを設置したり、不使用時は車外へ持ち出すといった工夫が必要です。
通信環境の制約
ナビアプリや動画視聴など、インターネット接続が必要なコンテンツを使う場合は、通信環境の確保が課題となります。
Wi-Fiモデルのタブレットではスマホのテザリングや車載Wi-Fiルーターを使う必要があります。
しかし、高速道路や山間部などはエリアによって電波が弱くなったり圏外になる場合も少なくありません。
- 通信量が多いとスマホのデータ容量がすぐに消費される
- 安定したネット接続を維持できない場所もある
- 長距離移動や旅行では、通信制限の心配も
ネットに依存する使い方をする場合は、事前に地図データをダウンロードする、オフライン機能を活用するなどの対策も検討しましょう。
タブレットを車載モニター化する際によくある疑問
タブレットを車載モニターとして使う際には、様々な疑問が出てきます。 ここでは特に多くの方が気になるポイントについて、具体的な対策や方法などをわかりやすく紹介します。
使用中の充電はどうするか
タブレットは動画再生やナビゲーションの使用など、長時間の利用でバッテリー消費が早くなります。
そのため、シガーソケットからUSBで給電できる車載用充電器を用意するのが一般的です。 急速充電に対応した充電器を選ぶと、移動中でも効率よく充電できます。
純正ケーブルや、タブレットの推奨規格に合ったアクセサリーの使用をおすすめします。
また、タブレットをダッシュボードやエアコン付近にセットする場合は、充電ケーブルの長さにも注意が必要です。
車のスピーカーと接続する方法
タブレットの音を車のスピーカーで聴くには、いくつか方法があります。
- Bluetooth接続:車がBluetoothオーディオ対応なら、無線で簡単にペアリングできます。
- AUXケーブル:車内に3.5mmオーディオ入力端子(AUX)がある場合、ケーブルで接続できます。
- FMトランスミッター:AUXやBluetoothに対応していない車の場合、FMトランスミッターを使ってラジオ周波数で音声を流せます。
それぞれの方法にメリット・デメリットがあります。
接続方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
Bluetooth | ワイヤレスで配線不要 | 対応機器が必要、音質は機種による |
AUXケーブル | 手軽で安定した音質 | ケーブルが煩わしい |
FMトランスミッター | 古い車でも使用可能 | 音質の劣化、混線しやすい |
愛車のオーディオ環境に合わせて、最適な方法を選びましょう。
通信量やオフライン利用のコツ
タブレットで動画や地図アプリを使うと通信量が多くなってしまいます。
オフライン環境で活用するには、事前にWi-Fi環境下でコンテンツをダウンロードすることがポイントです。
例えばYouTubeやNetflixの多くのサービスでは、動画を端末内に保存できます。 ナビゲーションアプリも、GoogleマップやYahoo!カーナビなどでオフライン地図データをダウンロードできる場合があります。
通信量を節約したいときは以下のような方法もおすすめです。
- 動画の画質は「低画質」「自動」に設定する
- 音楽や地図アプリはオフライン対応サービスを選ぶ
- 車内でしか使わないファイルやコンテンツはSDカードや本体ストレージに保存する
工夫次第で通信の心配も少なく、快適にタブレットの車載モニター化を楽しめます。
車内を快適にするタブレット車載活用アイデア
タブレットを車載モニター化することで、車内はぐんと快適な空間に変わります。
普段のドライブはもちろん、長距離移動や家族でのレジャー時にも役立つ活用法がたくさんあります。
人数や目的に応じて、いろいろな使い方を工夫すれば、車の中で過ごす時間がもっと楽しくなります。
後部座席での動画鑑賞
後部座席でタブレットを利用すれば、好きな映画やアニメ、YouTubeなどの動画を手軽に楽しめます。
座席に取り付けるホルダーを活用すると、長時間の視聴も快適になります。
運転中にお子様が退屈しにくくなるので、家族でも友人同士でもおすすめの使い方です。
メリット | デメリット |
---|---|
移動時間があっという間に感じられる | データ通信量に注意が必要 |
ケーブルやDVDの差し替えが不要 | 充電切れに注意 |
キッズ用エンタメの提供
小さなお子様がいるご家庭では、タブレットを車載モニターとして活用することで、お子様が楽しめるエンタメを手軽に提供できます。
知育アプリやゲーム、絵本読み聞かせなど、用途も幅広く選べます。
- 知育アプリで遊ぶ
- 童謡や物語のオーディオブックを聞く
- インタラクティブな絵本アプリを見る
画面の明るさや音量を調整して、安全で快適な楽しみ方を心がけましょう。
テレワーク・オンライン会議の活用
移動中に仕事の連絡や会議が必要な場合、タブレットはテレワーク用の車載モニターとしても便利です。
駐車中であれば、オンライン会議や資料確認なども可能です。
スマートフォンよりも大きな画面なので、複数人でのビデオ会議も見やすくなります。
注意点としては、運転中の使用はせず、安全な場所に停車してから利用することが大切です。
タブレットの車載モニター化で快適な車内空間を実現するには
タブレットを車載モニターとして活用することで、車内でのエンターテインメントやナビゲーションが格段に便利になります。
必要な機材を揃えてしっかり固定すれば、安全かつ快適に動画視聴や音楽再生が楽しめるため、家族での長距離ドライブにもぴったりです。
また、スマートフォンとの連携を活用することで、通信や情報の共有も簡単に行うことができます。
タブレットの取り付け位置や電源の確保といった基本ポイントを押さえることで、車内の快適さや安全性を損なうことなく、充実したカーライフが実現します。
安全運転のためにも、運転中は操作や視聴を控え、同乗者が楽しむスタイルを心がけましょう。
工夫次第で、いつもの車内がより楽しく快適な空間に変わりますので、ご自身のライフスタイルに合わせて取り入れてみてください。